親の心の闇を子供が受ける。
子供の病気をきっかけに、自分自身の考え方が随分と変わった。
きっと、私自身の心の闇の部分が、子供に影響を与えていたのかもしれない。
もともと、私は不器用な人間なんだと思う。そして、いつも自信がない。
相手に言われると、拒めないし、嫌な人になれない。いつも、明るく、元気な、いい人。それが私。
でも、それは表面的な部分であって、実際はいつも自信がなくてビクビクしている。
人に指摘をされないように、前のめりに生きている。
率先して色々とてきぱき仕事をしているように見えるけど、実際は指摘されないように、怒られないように、しいては褒めてもらえるようにという、不純な人間だ。
そういう人間が、親と同居して、子育てすると、自分に非がないように完璧に装おうとして、無理が出てくる。自分の意見も言えずに流される。
親や主人に言われたことを、そのまま子供にぶつけて強要する。
その悪循環が、子供の心の弊害を生むのではないかと思う。
主人が帰ってくる寸前、ゲームをしている子供を叱った。急に叱った。
なぜなら、ゲームをしている姿を主人が見たら、子供を叱るからだ。その行為が嫌で、罪のない子供を私が先に叱ってる。
なーんて矛盾してるんだろう。子供は、どっちにしても叱られるんだ。
でも、今日は主人は叱らないかもしれない。でも、私は叱る。
それは、ゲームをさせていた私自身が叱られたと感じるからだ。なんて、不純な親なんだろう。
そういう、自分を守る鎧のような感覚をすべてはぎとりたい。
わたしは、自分を良い親であるとアピールしたいがために、子供に良い子を強要する悪い親だったと思う。